多彩で、情熱的で、刺激的。
誰も知らない「美術館の舞台裏」へ、ようこそ。
ル・コルビュジエ建築の世界遺産、
東アジア最高峰の西洋美術の殿堂に密着したドキュメンタリー
美を守り伝えるプロフェッショナルたちの情熱と活躍。特別展の秘蔵エピソード。そして、美術館が直面する難題。裏を知るほど面白い! 1年半にわたって国立西洋美術館の舞台裏に密着した貴重なドキュメンタリー!!
1959年、フランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を基礎に、モネの《睡蓮》をはじめ、ルノワール、ピカソ、ゴッホらの名画から、ロダンの《考える人》《カレーの市民》といった彫刻、版画、素描などおよそ6,000点の作品を所蔵する国立西洋美術館。東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇り、国内のみならず海外からも多くの来館者を集める、日本有数の美術館として知られている。
2020年10月、ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のために休館した美術館の内部にカメラが入り、1年半の長期間にわたって密着。所蔵品の保存修復作業、コレクションの調査研究や海外・地方美術館への巡回展、特別展の企画開催など、「美」を守ることに奔走し、尽力する人々の情熱と多岐にわたる活動を追った。
絢爛たる傑作の数々が目を楽しませる一方で、関係者へのインタビューからは、日本文化行政が抱える難問、美術館の目前に迫る“危機的状況”が浮かび上がり……。監督は、2015年に開催され大きな話題を呼んだ永青文庫「春画展」の内幕を描いた
『春画と日本人』の大墻敦。本作は刺激と発見に満ち、あなたのアートの見方を変える、必見のドキュメンタリー映画である。
【映画の中に登場する主な国立西洋美術館所蔵作品】
ドラクロワ《馬を連れたシリアのアラブ人》
ドガ《舞台袖の3人の踊り子》
ルノワール《帽子の女》
モネ《睡蓮》
ゴーガン《海辺に立つブルターニュの少女たち》
マネ《ブラン氏の肖像》
ロダン《考える人(拡大作)》
レンブラント《説教をするキリスト(ラ・プティット・トンブ)》
■製作・監督・撮影・録音・編集/大墻敦『春画と日本人』
■録音・照明/折笠慶輔
■録音/梶浦竜司
■カラーグレーディング/堀井威久麿『ナイトクルージング』(撮影)
■音楽/西田幸士郎
■演奏/閑喜弦介(クラシックギター)、多久潤一朗(アルトフルート)
■音楽録音・リレコーディング/深田晃
●規格
カラー/16:9LB/片面1層/本編 105分+特典 3分/音声:1.オリジナル日本語〈ドルビー・デジタル・ステレオ〉
●映像特典:劇場予告編|封入特典:解説書
●発売・販売元
マクザム
●権利元
© 2023 Atsushi Ogaki 大墻敦
製作年・国/2023年・日本