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かさねグラフィカ/月岡芳年 月百姿 石山月

CAT-5562

15,000円(税込16,500円)

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有名な「源氏物語・起筆伝説」を鬼才・月岡芳年が描く

月岡芳年(つきおかよしとし)は、江戸から明治にかけて活躍した浮世絵師。
浮世絵の需要が失われつつあった当時において、最も大成した絵師であることから「最後の浮世絵師」と呼ばれ、浮世絵の歴史の最後に強烈な閃光を放った。
師の歌川国芳が得意とした武者絵を引き継ぎ、躍動感ある表現や大胆な画面構成で浮世絵に近代的な感覚をもたらした。

そんな芳年が最晩年に描いたのが傑作『月百姿』シリーズである。
和漢の物語や詩歌・謡曲の中の、月にまつわる場面を題材とした、静かで趣深い100の歴史画からなる。

本作「石山月」では、琵琶湖南部に位置する石山寺(いしやまでら)で、中秋の名月を眺めるともなく見遣りながら物語の構想を練る紫式部が描かれている。
藤原彰子に仕えていた紫式部は、彰子から新しい物語を所望されたが、なかなかいい案が浮かばない。
そこで、構想を練るため石山寺に参籠。だがしかし、7日過ぎても筆は動かない。
折しも8月15日。琵琶湖の中天に満月がかかり、湖面に月影が漂う。
物憂さを忘れ、その情景に見惚れる式部。その時、彼女の中に何かが生まれた。『源氏物語』の誕生である。
この名月の場面は須磨・明石の巻に活かされることとなり、『源氏』は書き始められた。

以上の『源氏』起筆にまつわるエピソードはあくまで後世の伝説ではあるが、この「光源氏の物語」の誕生を巡る幻想的な説話は、多くの美術家たちの創造力を掻き立てた。
月岡芳年もまた然りである。

■画寸法/H370×W250mm
■用紙/越前和紙(鳥の子紙)
■専用額付きの場合の価格: 3万1350円(税込)
※「かさねグラフィカ」は作品の風合いや凹凸まで再現しながら一点ずつ受注製作いたします。そのためお届けまでに2週間程度、日数をいただきます。
※製作開始後のキャンセルや変更はお受けできません。
※お支払い方法は、クレジットカード決済、Amazon Pay、コンビニ決済、銀行振込よりお選びください(代金引換はお選びいただけません)。


オプションで専用額をご用意
「かさねグラフィカ」各商品用に、オプションで専用額をご用意。
専用額をお申し込みいただいた場合、額装した状態でのお届けとなるため、届いてすぐに飾ることができる。
【額寸法/526×411cm、重量/約1.8kg、素材/木製】

「浅井コレクション」と「かさねグラフィカ」
「浅井コレクション」は、120年以上の歴史を有する、日本有数の個人浮世絵コレクション。
大阪で書店を経営していた浅井勇助が、明治30年(1897)頃に浮世絵の収集を始めたことに遡る。
その膨大な数の浮世絵が描いた画題は、日本の歴史のあらゆる時代をカバーしているが、特に維新・明治期に題をとった浮世絵・錦絵の保有量は日本の数あるコレクションの中でも最大規模を誇る。

これまでに同コレクションを題材として数多くの展示会も催されており、現在も各地の美術館で展示が継続されている。

そんな浅井コレクションが所蔵する浮世絵を、極めて高い技術を有する京都の工房にて、極限まで本物に近づけた複製画が「かさねグラフィカ」だ。
作品の画像データから絵具の盛り上がりや筆致を推測し、三次元情報を作成。その情報からインクを積層し、絵具の盛り上がりや原画が持つ質感まで再現している。
職人が長年培ってきた手業(てわざ)をデジタル技術に融合させることで、浮世絵が描かれた当時の空気感まで伝わる複製画を完成させている。
用紙は丁寧に漉いた国内最高級和紙の一つ、越前和紙(鳥の子紙)を使用しており、色合いはもちろん、濃淡、陰影などもそのままに再現している。

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